Volunteer ―Stanthorpe―
今回はボランティアのお話。
私はあるオーストラリア人の家で、コアラのお世話のお手伝いをさせてもらっています。
活動内容はコアラのシェルターを掃除したり、ユーカリの葉っぱを新しく交換したり、ミルクをあげたりします。
ここにはコアラだけではなく、鷹やワラビー、カンガルーもいるので、コアラ同様にシェルターを掃除したりミルクをあげたりします。
他にも、ポッサムや、モモンガ、ワライカワセミ、フクロウ、コウモリの赤ちゃんなど様々な野生動物たちが来ます。
ケガをしている場合、ケガが治るまでケアをし、治ったら野生に返します。
親が死んでしまった孤児たちは、十分に大きくなるまで面倒を見て、大人になったら野生に帰ることができます。
すべての野生動物が野生に帰れるわけではなく、ケガがひどい野生動物たちは悲しいことに、安楽死されることもあります。
オーストラリアでは、動物たちが長く苦しむより、楽にしてあげることを考えるので、野生に帰れないと判断された場合、安楽死という手段をとるそうです。
私も鷹を道で拾ったことがあるんですが、その鷹は脳内出血を起こしていて、両目が真っ赤で目が見えない状態でした。
レスキューに連絡し、獣医さんに診てもらったけど、回復の見込みなしとされ、安楽死されてしまいました。
でも、この鷹と出会えたから、今の出会いがあって、レスキューについて様々なことを学ぶことができているので、助けてあげられなかったことは本当に悔しいし、悲しいけれど、感謝もしています。
助けられなかった動物もいるけれど、できるだけ多くの動物たちを助けられたらいいなと思います。
とりあえず、簡単にボランティアのお話でした!