Strawberry Farm 5 SSR(Chipping編) ―Stanthorpe―
ここではSSRでのChippingについて紹介していきます。
★仕事内容
写真のように、トラクターにベッドがついています。
そして、2人一組で1Row担当します。
ベッドに寝そべりながら、ハサミでイチゴの苗についている「花」を切っていきます。
(この花は後にイチゴになります。)
SSRは、ストロベリーファームに売る「苗」を育てるファームです。
花を残してしまうと、苗はランナーではなくイチゴを作るために栄養を使います。
ランナーをたくさん作って新しい苗を増やしたいので、花は全て切ってしまいましょう。
最初は苗が小さくて、花もたくさんついていないので、一日がとても長く感じるかもしれません。
トラクターに屋根はあるので日差し除けにはなります。
しかし、暑い日は照り返しや、太陽で熱くなった土の熱気があるので、とても暑いです。帽子はもちろん、水やスポーツドリンクは多めに持っていくことをお勧めします。
最初は苗が小さいの、とても簡単です。
簡単すぎて眠くなるほど暇になります。(笑)
1か月くらい経つと、苗が少し大きくなり、花の数も増えてきます。
そして、今度は苗の周辺に一番の敵、「雑草」が生えてきます。
これをスコップを使って取り除きます。
もう少し経つと、ランナーが増えてきます。
ランナーの先から「根」が生えてくるので、スコップを使ってランナーを母苗の近くに植えていきます。
そこからまたそのランナーが伸びていき、次の根が生えてくるので、またそれを最初に植えた根の近くに植えるという作業します。
このようにして、苗を増やしていきます。
この時期は、花に気をつけながら、雑草をとりつつ、ランナーを植えていくという3つの作業をすることになります。
トラクターの後ろで2人ほどチェッカーがいて、ミスをたくさんするとスーパーバイザーに注意されます。
最初はあまり多くないので、楽なんですが、、、、
雑草の生命力は本当にすごいなと思うくらい、増えていきます。
一つの区画が終わったあと、次の区画の作業をしている間に、雑草はぐんぐん成長していきます。
一番雑草が成長したなと思ったのがこちら👇
ほぼほぼ雑草で、イチゴの苗が見えない状態になります。
写真の一番右下にあるのがイチゴの苗です。
ここまでくると、雑草をかき分けながら、進んでいきます。
イチゴの苗を間違えて引っこ抜かないように注意しなければなりません。
雑草がかなり多いので、いくらトラクターがゆっくりでも、すべてを取り除くことができなくなります。
なので、2~3回くらい、同じ場所を作業します。
トラクターの前で先に大きな雑草を抜いてくれる人がいると、作業がとてもやりやすくなります。
(私は前で作業する方が好きだったので、積極的に前に行ってました。理由は、ベッドでの作業は身体が浮腫んで腎臓の調子が悪くなるからです。毎日スイカ食べてました。笑)
ただ、トラクター運転手がトラクター前で作業をする人がいると、ケガをしないか気にかけるので、あまりたくさんの人は前に行けません。
スーパーバイザーもケガをされたくないので、ミーティングでもトラクター周辺にはいないように注意を呼びかけます。
(実際にトラクターに足をひかれてケガをした人が他のファームでいます。)
トラクターの前に行く場合は、まずスーパーバイザーに前に行ってもいいか確認すること。
トラクターの近くで作業をしないことです。
★トラクター運転手
トラクター運転手は、自動車の運転免許があれば、誰でも運転ができます。
スーパーバイザーにトラクターを運転したいことを伝えれば、運転させてもらえます。
興味がある人は、やってみてください(^^♪
(ただし、スーパーバイザーの指示がある程度理解できる英語力が必要となります。
スーパーバイザーはオーストラリア人です。)
★雨の日は働く?
雨の日は、土の状態によりけりです。
理由は、雨でトラクターが通る道が水浸しになって土が柔らかくなると、トラクターが進めなくなるからです。
少しの雨なら、屋根もあるので働きます。
一応レインコートや防水のジャケットなどは準備しておくといいです。
雨の場合、休みの連絡は朝くることがあるので、朝起きたらメッセージをチェックしておいてください。
★週何日働く?
週6日です。1日8時間。休憩15分。お昼休憩30分です。
雨の週は、週3~4日くらいです。
仕事に行って、雨が酷くなったら車の中で待機したり、早めに帰ります。
次の日休みかどうかは、前日のミーティングで知らされます。
★給料は?ペイスリップ。ビザに関して。
時給です。その年によりますが、最低時給より少し多めにあります。
ペイスリップも毎週ちゃんとメールで送られてきます。
大きなファームなので、セカンドやサードビザ申請も安心です。
パンデミックビザもOK。
★おまけ
たまに、Rowの中に鳥の巣があります。
見つけた人はラッキーです♪
トラクター運転手だったオーストラリア人の子が見つけて教えてくれました。